ヨットといえば何を思い浮かべますか?
真夏の海、白い帆、(セレブ?)...
でも、実はヨットってスポーツなんですよ。
青い海を、波を切りながら走る…
普通に生活していたらなかなか経験できないことを大学でやってみませんか?
ヨットは風の力だけで進む船です。エンジンはついていません。
私たちが使っているのは2人乗りの小型ヨットです。
2枚のセール(帆)を二人で操って進みます。
皆さんのイメージとは違い風下だけでなく
風上に向かって進むこともできるんです
私たちが使うヨットはスナイプ級と470級の2種類です。
ヨットはあまり知られていませんがオリンピックの競技にもなっていて
海外ではとてもメジャーなスポーツなんです!!
艇の全長が470cmであることからその名がつけられています。ジブ、メインセール、スピンネーカーの3枚のセールを用いて走るので、とても速く進みます。また、艇の重量もスナイプ級に比べ軽い。これらの特徴から艇のバランスが崩れやすく、艇をフラットに保つために、トラピーズと呼ばれるワイヤーとハーネスを用いてクルーが艇の外に飛び出します。大学毎にスピンネーカーの色が異なり、カラフルなスピンネーカーを張った各大学の艇がハイスピードで滑走するレースは非常に見応えがあります!
1931年にアメリカで考案された歴史あるヨットです。470級に比べ重く、艤装が少なく、ジブとメインセールの二枚で帆走します。それゆえスピードに差が出にくく、タクティクス(戦略)とチームレースがより重要になってきます。(※全日本インカレは3艇1チームの団体戦)
ヨットのレースではブイを回って順位を競います。
大会の間の全レースの成績の合計で順位が決まります。
ヨットもちゃんとルールがあるんですよ!!(ここでは話しきれないので、気になる人は是非部員まで!)
学生ヨットのレースでは現在トラペゾイドコースという台形のコースを採用しています。一見単純なコースに思えますが、このコースのなかで心身ともに力を尽くして行うヨットレースはとても奥深いのです。
学生ヨットの大会は大小様々な規模のレースがほぼ年中行われていますが、学連主体の大きなレースとして全日本個人戦、女子インカレ、全日本インカレの3つがあげられます。特に全日本インカレは3艇1チームの団体戦なので、チームの総合力が問われるレースです。我々阪大ヨット部は全日本インカレをメインレースとして重視し、活動を行っています。
2016年11月、蒲郡での第81回全日本学生ヨット選手権(全日本インカレ)の出艇風景